【PC】Intelがシェアを取られないために収益度外視の薄利多売戦法へ
引用元: IntelがAMDに対して自己破壊的行為に出ている模様…収益度外視でシェア重視 [樽悶★]
画像引用元: intel インテル CPU 第13世代 Core i7-13700K BOX BX8071513700K / 国内正規流通品 | Amazon
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■Intelの生命線であるコンシューマー向けCPU市場。AMDからシェアを守るために収益度外視?
Intel Engaging in ‘Semi-Destructive’ Actions Against AMD, Says Firm | Tom’s Hardware
https://www.tomshardware.com/news/intel-engaging-in-semi-destructive-actions-against-amd-says-firm
2023年はアメリカをはじめ世界各国での利上げに伴い景気後退傾向に陥る事が予測されており、実際に海外の大手企業ではレイオフ(リストラ)などが行われ始めています。また、この傾向は企業だけではなく個人の消費行動にも及んでおり、コンシューマー向けPCの販売台数などは2022年末にかけて大きく下落しています。
この影響を大きく受けるのがコンシューマー向けCPUを製造しているIntelとAMDなのですが、アメリカの資産運用会社のアライアンス・バーンスタインはAMDの収益目標を引き下げるとともに、理由に上述の不景気とIntelの自滅的な行動を指摘するコメントを発表したようです。
アライアンス・バーンスタインのアナリスト、Stacy Rasgon氏によると、Intelはここ数ヶ月の低い市場見通しにも関わらず価格と生産能力を戦略的武器に、各量販店やOEMに対してCPUの過剰供給を続けているとのことです。この過剰供給によって、Intelが顧客側がこれ以上CPUを受け取れない状況を作り出す事でIntel側はCPUシェアを維持し、AMD側のCPUシェアが伸びる事を抑えるという作戦に出ているとの事です。
Intelがここまで必死なのには理由があり、Intelの2022年Q3期の収益は53%がCCG部門、コンシューマー向けCPUから来ているそうです。
そのため、Intelとしてはコンシューマー向けCPUのシェアは何が何でも守る必要があるのですが、Alder LakeやRaptor Lakeについては高い競争力があるものの、幅広いラインアップと安価な価格そして、AMDと言うライバルの存在と動向によりCCG部門の収益確保は困難になってきているとのことです。
Intelがこのような市場状況でCPUを大量に出荷すればシェアは確保できるものの、いずれは反動で出荷台数の大幅減少や販売価格の低下などを引き起こす可能性はあります。しかし、Intelの収益は既に低下気味でありAMDにシェアを奪われ将来的な痛手を負うぐらいなら、多少の収益や売上高減少は気にしていないのでは無いかとRasgon氏は指摘しています。
なお、最も影響を受けそうなAMDですが、AMDはコンシューマー向けCPUなどの収益はIntelの行動によって下がる可能性はあるものの、コンシューマー向け製品の売上高は全体の35%ほどでIntelほど重要度の高いセグメントではありません。また、収益性の高いサーバー・データセンター向け製品ではEPYC Genoaが好調なことや、ライバルのIntelがSapphire Rapidsの投入遅延、そして性能面ではEPYC Genoaに対して優位性を見せられていません。そのため、Intelがコンシューマー向けCPUを大量供給し、市場シェアを獲得しても、AMDとしては挽回できるポイントはあるようです。
Intelについてはデスクトップ向けCPUではRaptor Lakeのコストパフォーマンスと性能は高く、AMDのRyzen 7000シリーズを上回る売り上げを記録していますが、ノートPC向けCPUにおいてはAMDのRyzenシリーズは好調で単価も高く推移しているためIntelとしては何が何でもAMDのシェア獲得を阻止したいのでしょう。
ただ、Intelの薄利多売で市場を圧倒するやり方は副作用も大きく、市場が思うように回復しなければ大量の在庫を抱え、その後は大幅な値引きや廉価イメージの定着など後々の販売にも影響が出るためシェアを守るためとは言え、この戦法はかなりリスキーと言えます。この辺りの結果は2023年Q1決算などに現れてくると考えられますので注目です。
2023年1月26日
https://gazlog.com/entry/intel-on-desperate-move/
https://gazlog.com/wp-content/uploads/2021/02/Intelvnvidia.jpg
競争万歳
消費者にとって最もありがたい状況
自滅覚悟の競争は両者潰れて結局誰も得しないぞ
収益度外視っていうか
将来的に収益独り占めしようとしてるんだろ
殿様商売のIntelとエヌビディアは逝ってヨシ
AMDのシェア伸びろ
そのむかしはnec
INTERのほうも世界一のサッカークラブだったのに
Ryzenの安いチップセットマザボを待ってたんだけど。。。
>>3
そのうち下がる見通しとか言ってるけど、小売店は、ここぞとばかりに利益確保に走るから(薄利多売で争ってるショップも多いわな)、
よほどのことがない限り店頭で下がるとは、ちょっと思えないね。
一方、Intelは、小売店向けリベートや消費者向けのキャッシュバックプログラムで
相対的に安く売ることもできるから、そっちに力入れるかも。
そして、消費者の多くが新型や高性能CPUは、もうお腹いっぱいということになれば、2024年のIntelの売り上げにも影響出そうだな。
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また値上げで取り返す
つもりなんだろ
そもそもシェアを取る=市場価格のコントロールなんだから当然そうなる
まあ常識的な範囲の安売りならいいけど
赤字前提の不当廉売だからアウトだよな
どっちを買えばいいのさ?
PCオタ君、教えてよ
今は珍しく拮抗している
どちらでもいい
AMD
intel
ARM
好きなのを買えばええんやで。
個人的にはAMD一択。
但し自作する場合はマザボはその石と心中する気で買う必要があるけどな。
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パソコン向け
サーバー向けとは違う話ってこと
それで収益確保できてるならそれでいいだろ
お買い得になるということか
サイリックス「せやな」
くるーそー「そうですよねえ」
フェアチャイルド・・・
モトローラ・・・
ウチら蚊帳の外ですか・・・そうですか
PowerPC、SPARCも忘れない
で下さい
高ければ他の安い方を買う
それだけのこと
遺ったほうが独占し値上げする
厄病神を切り捨てろ
cpuはインテルより安くてナンボなのにな偉そうに
性能でかなり上回ってるんだから
13900以外はいらなくね?
結局それ一択だろ
そのためには爆熱を止めて貰わないと
消費電力高すぎて電源周りがえらいことになってる
cpuはインテルより安くてナンボなのにな偉そうに
ユダヤ商法みたいなあくどいことやるわけじゃない
ダンピングって確かダメだったでしょ
右肩上がりのAppleの敵ではないなあ
これが答えだな。M1
シェア奪うにはしゃーない
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